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東日本大震災を支援

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東日本大震災と寄付については、今でも興味があり、もちろん震災直後にもいくつかのボランティアに参加しました。

当時被災地と呼ばれていた地域に住む私にとって、私よりもずっと辛い思いをされた被災者の皆さんを一番身近に感じた瞬間は、テレビやネットなどの中ではなく、現実の暮らしの中にありました。

それは、普段散歩でよく遊びに行く公園の体育館に隣県の被災者の皆さんが寝泊りしていることを知った瞬間でした。

ボランティアをしている知人によれば、ご両親を亡くした小さな子供さんも含まれるとのことでした。

そんな幼い子供さんたちに何か出来ないか?と思っていたところ、通園バッグを作って寄付するボランティアを知りました。

日頃から手芸が好きだった私にぴったりなボランティアだと思い、早速、参加することにしました。

すでに子供が大きくなってしまった私ですが、キャラクターもののキルティング生地を選んだり、ミシンで縫ったりしている間じゅう、わが子の幼き日々が脳裏をよぎりました。

入園・入学・新学期を迎える子供達、本来であれば、新しいクラス、新しい担任の先生、新しい友達など、期待に胸を膨らませる時期です。

両親や祖父母からの暖かい愛情を受けながら、お祝いをしてもらったりするはずの幼い子供達です。

それなのに、学校を失うどころか、家や家族を失った子供達の中には、通園バッグを縫ってくれるお母さんがいない子も存在することでしょう。

レシピどおりの寸法で作った通園バッグの中には、メッセージカードを入れて一言添えるようにとの指示がありました。

新しい通園バッグを目にした時、中に入れられたメッセージを読んだ時、その瞬間だけでも子供たちの心に「嬉しい」という明るい感情が芽生えるよう、さりげなくとも明るくなるようなメッセージを一所懸命考えました。

私が作ったものも含めて、寄付で集まったバッグは、東京のボランティア事務局から被災した子供達に配られたとのこと、とても喜んでいたという報告書を読んで、胸が痛くなりました。

 


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